2019年 5月25日(土)残雪期餓鬼岳 P,H(個人山行)


行程:白沢駐車場5:00→ 魚止メの滝6:10→ 大凪山8:10→ 敗退箇所12:10→読書タイム12:15~13:00→大凪山14:40→魚止メノ滝16:14→駐車場17:20
メンバー:S藤

 地味に地味山、残雪期第2弾 餓鬼岳 正直なめてました。 

 蝶、常念、燕など有名3山は、駐車場一杯、人一杯、踏み跡くっきり、燕のお隣さんの餓鬼岳も当然同じようだと考えて計画。正直なめてました。
 早朝駐車場に到着、車は一台も有りません。登山口には、小屋の営業は6月15日から との掲示ありました。深く考えす登山開始。
 下手な沢登りより悪い道を行く、ヘツリあり、徒渉あり、道も崩れてる。
 魚止めの滝からはザレ場の登りである、浮き石が多くザレていて気軽に足を置けない、帰りは何回も転けそうになり、がんばって踏ん張りました。
 樹林帯に入ると、雪もなく快適に高度を稼ぐ事が出来、大凪山には予定より30分早く到着。山頂の標識があるが無ければ誰も山頂だと気づけない。
 しばらく快適な登山が続くが、雪が出てくると道無き道を行くことになる。時々太ももまで埋まる、決して足が短いわけではないと思いたい。
 幸いなことに、尾根沿いに行けば、登山道が所々顔を出していたため迷うことはなかった。(ほんとに道が出てる箇所は少ないですから)
 最初の赤布(黄色いテープ)の付いた木の根を乗り越えると、目印となる物がない斜面が現れる。これは迷い易い、下手をするとこの場所に戻れなくなる。
 倒木を雪面に差し目印としてトラバースを続け、開けた所から直登を始める。
 途中、枝沢に迷い込み(よさげに見えた)時間を大幅にロス、仕切り直しをするが、ある高度から突然キックステップが出来なくなる。
 短靴の登山靴では跳ね返されるのだ。アイゼン世界の始まりである。
 先週、燕に登り残雪期の登山をなめきっていた自分にアイゼンは無し、敗退が決まる。
 神聖なまでの静寂の中、空は何処までも青く、安曇野が眼下にひろがる。ソンナナカ 一人現実逃避の読書タイムへと移行する。ご飯も食べます。
 時間が来たので本をしまい下山開始、登りに2時間を費やした斜面をグリセードを交えながら数分で駆け下りる。
 途中、まむし平からの登山道の分岐が雪で判りづらいから注意が必要。
   (はい、迷い込みました。)
  
  赤布、踏み跡は全く無し、この山は残雪期初見では厳しかったです。
  下部の沢は冬靴では苦行だろうし、上部は上部で軽登山靴では厳しい。
  小屋が開いてからは楽しさ半減?軽登山靴と前歯付きアイゼンが必要?
  GPSもほしいな
  (S藤記)

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  • 徒渉してきました
    徒渉してきました
  • ピンぼけですみません
    ピンぼけですみません
  • 太ももまで落ちました
    太ももまで落ちました
  • トラバースしてきましたJPG
    トラバースしてきましたJPG
  • まっすぐ行っちゃいました?
    まっすぐ行っちゃいました?