メンバー:Tさん Sさん
行程:
1日目 11:30上高地→岳沢小屋14:00
2日目 5:30南稜取付→7:40トリコニー→10:00南稜の頭→10:30奥穂高頂上→12:40ジャンダルム手前→14:50天狗のコル→15:20~16:00岳沢→17:30上高地
天気に恵まれ、両日とも快晴。混雑するGWの週末に行く。人はほとんどいなく、南稜に取り付いていたのは、私達以外に1パーティーだけだった。今年は、3、4月と気温が高かったせいか、雪が少なく、5月下旬~6月初旬の模様とのこと。南稜は南斜面にあることもあり、尾根沿いには雪はついていない。雪の状態にもよるが、広い尾根なので、トリコニーを目指してどこから取り付いてどこを登っても良いルートのように思う。トリコニーでは良く見ると踏み跡がある。今回Ⅰはリッジを左から巻いてから登り詰め、Ⅱに向かう尾根に出た。Ⅱは右から雪壁を登ると、Ⅲのトリコニーが自然と合流し、トリコニーは終了。その後はひたすら急斜面の岩稜を登ると、ちょっとした一息つける岩峰につく。そこからは少し傾斜が落ちた雪稜を歩き約30分程で頭に到着する。今回は基本的にここまでではザイルを出す場所はなかった。馬の背はザイルなし。ロバの耳で4ピッチほどザイルを出す。ここの方が雪稜らしい登りを体験できた。後はひたすら稜線歩きであるが、大部分に雪がなくアイゼンを歩きがしんどかった。ジャンダルムのブロック雪崩れは心配するに及ばず雪はなし。
今回は本当に雪が少なかったことで、日没前に上高地に到着でき、南稜においてはザイルを出す場面もなく上れたが、あくまでも今回のみと思われる。
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