行程
岳山荘4:40→美濃戸登山口5:00→阿弥陀山頂12:40→行者小屋13:30→赤岳山荘16:30
メンバー:CL S川 M瀬 H岡
弥陀岳北西稜(2級)に行ってきました。
取り付きまではラッセルが辛いと聞いていましたが、先週の春のぽかぽか陽気から一転し、氷点下の気温。雪はよく締まっており、ラッセルはなく、快適に急登を通過することができました。
第二岩壁と思われる垂壁には10:15頃着。1Pはフォローで通過しました。右からのトラバースのルートを選択。
ペツルやハーケンが豊富にありましたが、脆い岩で緊張感がありました。ザイルは60mでほぼいっぱいでした。
2Pはリードにて登攀。右のクラックの方を選択しましたが、クラックは使わず、その右隣のフェースに取り付きました。
思いの外ホールドに乏しく厳しい印象でした。岩もドライでしたのでグローブを脱いで素手で登攀。最後に左のクラック側へ戻るときのトラバースが核心でした。
4:40に美濃戸登山口を出発し、山頂には12:40頃着。他に北稜から1パーティー、南稜から3パーティーがあがってきました。
この辺りで雪が降り出し、ガスも多めになってきました。
気温が低く、中岳のコルに到着した時点でまだ13時であったことから、雪崩のリスクは低いと判断し、下山路には中岳沢を選択、早々に下山しました。
雪が締まりきっていないこの時期の登攀には不安がありましたが、快適に気持ちよく登ることができました。
(M瀬記)
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