2022年 4月17日 阿弥陀北西稜 (個人山行)


行程
岳山荘4:40→美濃戸登山口5:00→阿弥陀山頂12:40→行者小屋13:30→赤岳山荘16:30

メンバー:CL S川 M瀬 H岡

弥陀岳北西稜(2級)に行ってきました。

取り付きまではラッセルが辛いと聞いていましたが、先週の春のぽかぽか陽気から一転し、氷点下の気温。雪はよく締まっており、ラッセルはなく、快適に急登を通過することができました。

第二岩壁と思われる垂壁には10:15頃着。1Pはフォローで通過しました。右からのトラバースのルートを選択。
ペツルやハーケンが豊富にありましたが、脆い岩で緊張感がありました。ザイルは60mでほぼいっぱいでした。

2Pはリードにて登攀。右のクラックの方を選択しましたが、クラックは使わず、その右隣のフェースに取り付きました。
思いの外ホールドに乏しく厳しい印象でした。岩もドライでしたのでグローブを脱いで素手で登攀。最後に左のクラック側へ戻るときのトラバースが核心でした。

4:40に美濃戸登山口を出発し、山頂には12:40頃着。他に北稜から1パーティー、南稜から3パーティーがあがってきました。
この辺りで雪が降り出し、ガスも多めになってきました。
気温が低く、中岳のコルに到着した時点でまだ13時であったことから、雪崩のリスクは低いと判断し、下山路には中岳沢を選択、早々に下山しました。

雪が締まりきっていないこの時期の登攀には不安がありましたが、快適に気持ちよく登ることができました。
(M瀬記)

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  • 登攀準備をする
    登攀準備をする
  • 樹林帯の雪は引き締まって歩き易い
    樹林帯の雪は引き締まって歩き易い
  • 休憩中 何考えているのかなあ?
    休憩中 何考えているのかなあ?
  • すぐ隣は北稜jpg
    すぐ隣は北稜jpg
  • 傾斜が増して来た
    傾斜が増して来た
  • この角度から撮るとjpg
    この角度から撮るとjpg
  • 北西稜の全貌が見えた
    北西稜の全貌が見えた
  • 第2岩壁までのナイフリッジここからザイルを出す
    第2岩壁までのナイフリッジここからザイルを出す
  • 2峰の1P目
    2峰の1P目
  • 阿弥陀岳山頂で
    阿弥陀岳山頂で
  • 行者小屋は雪降りでした
    行者小屋は雪降りでした