2020年10月18日(日) 明星山南壁左岩稜アルパインクライミング (個人山行)


行程
6:30駐車場→7:00左岩稜取付地点→10:00登攀開始→16:30大岩→18:00駐車場


メンバー:SL /S川・S谷・K藤 ・H岡

 明星山は天気予報通り晴れていた。
 展望台駐車場の前から滑り落ちる様にして小滝川の川原に降りた。心配した渡渉も水量が少なく石伝いに渡れた。
 先頭の3人パーティーが取り付いていた、その後に8人が待機している。
 目の前の切り立った岩壁を眺めながら待つ、今日のコースを探りながらじっと待つ、冷えてきた。
 3時間待って漸く、私達の順番がきた。

1P目 真っ直ぐに草付き斜面を登る、1ヶ所だけかぶり気味の所があったが手はあるので問題は無い。終了点でまた順番待ち
2P目 ゴツゴツしていてホールドある。右から回り込んで折れて左上する感じです。唯一リード 又、終了点で順番待ち
3P目 ここを登る為にアブミの練習をした、左上ランペに上がり5mぐらい進んで人工登攀開始。前のパーティのリードしていた女性が真ん中ぐらいから2~3m落ちた。
 緊張した、S川さんの後私はフォローで登る左上ランペに上がる時もアブミ使用、這う様にして進む、想像していたより完全にかぶっている高度感もある。
 見上げた壁は、2~3個ハンガー外されているピンの間隔が遠い、登れるだろうか?行くしか無い。腰の位置にあった1ピン目にアブミを掛けた空中で揺れるアブミに足を乗せた、次のピンを見た錆びたリングボルトに腐ったシュリンゲが掛かっていた。
 悔しいけどリングボルトまでどうしても手が届かないワラにもすがる気持ちで腐ったシュリンゲにアブミを掛けた、後は必死になって次の残置シュリンゲを力いっぱい掴んで無我夢中でアブミを掛け替えて登った。
 終了点に着いた時はヘロヘロに疲れて手も終わっていた。
4P目 真直ぐ登る、高度感も有り良い感じのライン
5P目 トラバースしてカンテを登る、50m位あるやさしいライン
6P目から8P目 後続の2人コンテでホイホイ登っていた。

 8P目の終了点に着いた時は5時近かった、ここで靴を履き替えへっテンを用意して下降する。踏み跡やテープ、フイックスロープを頼りに降りた。

 小滝川に架かる水道管を渡り終えた時はホットしました。
 でも、とても楽しかったです。ただ、左岩稜に来る時は空中でのアブミ操作をしっかり練習して来て下さい。
(H岡記)

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  • 明星山
    明星山
  • 左岩稜取付地点
    左岩稜取付地点
  • 先頭のパーティが1P目の終了点に
    先頭のパーティが1P目の終了点に
  • 2P目から3P目
    2P目から3P目
  • 2P目終了地点
    2P目終了地点
  • 自撮りしてます
    自撮りしてます
  • S川さんのアブミ登攀
    S川さんのアブミ登攀
  • 5P目からはやさしい登りになります
    5P目からはやさしい登りになります
  • 水道管めざして下降
    水道管めざして下降