行程
天気:晴れ
6:40入渓―14:00 大池山荘-16:00蓮華温泉
メンバー:L:S谷、S川、H岡、K藤
北アルプスでお手頃の沢は無いかと探したところ、蓮華温泉から白馬大池に上がる乗鞍沢があることがわかった。下山は、登山道2時間ほどで蓮華温泉に戻る周回である。
蓮華温泉は30年ぶりだが、建物も温泉もきれいになりとても良い場所であった。登山者はあまりいないと考えていたが、駐車場は8割がた埋まり予想以上に人気があるようだ。
駐車場から30mほどもどった橋から入渓するが、結構険しく懸垂で降りている人もいるようだ。我々は、温泉側の北斜面を橋の下に向かって斜めに降りたので、なんとかロープを出さずに済んだ。
入渓すると小滝がつぎつぎと現れ、とても楽しい。ただ、入水することが何回かあるため夏以外は来たくないと思う。
1760m付近は沢が4本あり(涸れ沢も含む)迷いやすい。我々も沢を間違えてしまい、1本北側の沢に入ってしまう。途中で気が付き、戻るか尾根を越えるか悩んだが尾根越えを選択した。が、これが大変だった。
距離100mほどが1時間かかる大藪漕ぎになった。クマザサ・根曲がり竹をかき分けても前に進めない。姿は見えないがすぐ横からは 「ウォーーーー」 と大きな声がする。 久しぶりに加藤さんの怒りモードにスイッチが入った様だ。
私は疲れているがなんとなく「ウキウキ」している。もしかしたら藪漕ぎが好きかもしれない。?・・・・
その後は、うっそうとした木々の中の沢を登ると、周りが開けて苔むした滝にぶつかる。一見難しそうに見えるが、滑ることだけ注意するとフリーでも問題無し。(新人はロープが必要だろう)
最後は涸れ沢を100mほど登った後、最後の詰めで這い松の藪漕ぎを1時間ほど行い上に出る。我々は真っすぐ直登したが、鞍部の右側寄りに上がると藪漕ぎが避けられるかもしれない。
鞍部の場所は巨岩帯でここも歩きづらく、更に登山道にでるために再度藪漕ぎをして、ようやく大池山荘に着いた。
小滝・藪漕ぎと沢登りがコンパクトにまとまった、良い沢でした。
(S谷記)
写真をクリックすると拡大表示 、<>マークをクリックすると写真が変わります。