行程:廻り目駐車場 7:15→烏帽子岩左稜線→廻り目駐車場16:30
メンバー:CL,S木、D原、I島、H岡、S谷
白馬岳主稜の予定でしたが、雪解けが進み雪崩れの危険性も大きいので中止、小川山烏帽子岩左稜線に変更、左稜線は、18~20Pある長いマルチピッチゲレンデで、フェイス、クラック、チムニー、岩稜と変化に富んでいて、ほとんど支点がなく立木や岩などで終了点をつくる技術の練習に適していました。
左稜線へのアプローチはマラ岩方面の渡渉、(水量が多く渡渉で靴を濡らす)ガレ場を登る。
今回は、S木さんとH岡、S谷さんとD原さん、I島さんがチームを組む。
取り付きは日陰で苔と土が付いて荒れた感じ、ルート経験者のS木とH岡が先行1PはS木がリード、カムと木で支点を取る。(この取り付きはショートカットして4Pに出るようだ。)4Pはこのコースの核心部フェイスです。
下部はリードで登るが途中のフェイスの下のピナクルでピッチをきる。このスラブぽい核心部をセコンドで登る時滑った。ちょっとくやしかった。
ここからは、岩稜線登攀、岩壁と樹林帯のミックス、ピッチを5~6回きって登りました。
尾根はだんだん露出感も出てきて快適。
いよいよ、怖いトラバース地点だ。勿論S木さんリード、ジェスチャで左足の下ろし方指南してくれた。確かに岩壁が迫って立ち位置も狭く右足を先端に運び左足を下ろす、足が付いた時の安堵感が忘れられない。
小川山が一望できる展望を満喫しながらここで後続チームを待つ、次は馬の背の岩稜をL字に進む長いピッチだ。
ビビリの私が想像していたより快適に通過できました。
ハイライトのクラックの壁が見えてきた。クラックの経験の無い私は今回L字に巻いて登る。ここから先は只の歩き、そして懸垂ポイント今回は、奥の最終ピッチのチムニーは回避して垂直懸垂で下降して終了です。
非常に変化に富んだ気持ちの良いルートでした。(H岡記)
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