行 程
8:30ソラマメスラブ10:30 → 10:50南稜下部取りつき11:35 → 14:30南稜テラス15:00→ 17:30南稜下部取りつき
メンバー:L U木 H部 Y本 T井
春の戻り雪(マルチ)クライミングのための事前練習
天気が危ぶまれたが好転して晴れとなり決行。予定時間より30分早く駐車場を出発。先ずスラブになれるためソラマメスラブで2本ほど登って体を慣らしてから南稜下部取り付きに向かう。取り付きで各自の携行品を確認。
初めてのマルチ、1ピッチ目のスラブは、2日前の雨の影響で少々滑る。スラブを登った所で支点を取る。ここでリードをY本からH部に交代、ボルトが打ってあるルートを避けて左側から1ピッチの終了点に向かう。
2ピッチ目でリードを交代、登り易いが岩茸のような物がびっしり張り付いている。「これ高級食材では?」「食べたことが無いし、調理方法も分からない。」等々話すなど若干余裕が出てくる。
3ピッチ目、先発隊がカムを使おうとしたがサイズが合わず、後続隊のカムを使用することに。この頃から足が痛いと訴える声がチラホラ聞こえてくる。稜線に出る手前でリードを交代。クラックを頼りに登るとステップが狭く、高度感が有るトラバース。先発隊のザイルにも確保してもらいながら進む。最後は岩の割れ目に潜り込んで終了点に。
テラスに向かう4ピッチ目は、ほぼ垂直の登りが有るが、階段状になっているため登り易い。テラスで行動食を摂ったり、シューズを脱いで足の痛みを和らげる。
帰路は懸垂下降で登って来たルートを下ることに。テラスの松の木に支点を確保して下行、中間地点でザイルの回収を確認してセルフを取り二人目に下降指示、更に下でもザイル回収可能とのことで4ピッチの取り付き付近まで下行。最終者が中間点を過ぎてザイル回収を試みるもザイル動かず。中間点に戻りなんとか回収。中間地点に捨て縄をして下行。やれやれとATCを外したとたん、ATCが落下。4ピッチ取り付きから踏み跡に懸垂下降するとATC発見。踏み跡を少し下り2ピッチの中間付近に戻る。
2ピッチ中間から懸垂下降。支点の木がルートと少しずれていりため、1ピッチの終了点方向に向かおうとするとザイルに振られ落ちる。幸い背中と頭に軽い衝撃を感じたが、無事下降。
1ピッチ終了点付近から下部取り付きまで一回で懸垂下降。雲空のため付近は薄暗くなり始め、荷物を回収して下山。(Y本記)
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