2016年 5月8日~8日   前穂高北尾根 (個人山行) 


行 程
 1日目:9:50上高地→12:30横尾→15:00涸沢
 2日目:5:50涸沢→6:50~7:00Ⅴ・Ⅵコル→7:40Ⅳ・Ⅴコル→8:40~8:50Ⅲ・Ⅳコル→8:50~10:00Ⅲ峰1ピッチ→~10:30Ⅲ峰2ピッチ→~11:00Ⅲ峰3ピッチ→11:15 Ⅲ峰4ピッ→11:30~11:40Ⅲ峰頂上→12:20懸垂終了→12:30~13:00前穂高頂上→14:10~14:30岳沢→16:00上高地

メンバー:T島 K藤 

 2日目のトライする日は、高気圧に覆われるという予報で、決行を決める。
 阿弥陀南陵で知り合ったY田君と出発前に涸沢で記念写真を撮る。お別れした後、Ⅴ・Ⅵのコルに向かう。徐々に勾配は急になる。先発者は誰もいないようだ。約1時間でコルにつく。ここでも幕営は可能とあるが、風が強い日にはごめんだ。一息ついてⅤ峰に上る。見た感じ、特に難しい場面はない。右の雪面から取付き、岩稜の沿いを登る。30分ちょっとでⅣ峰前に着く。そこに立ちはだかるようにⅣ峰がある。“これ上るの?!”ガイドにはスタカットで登るとあるのがわかる。我々は、ザイルをだすのも面倒であり、まずいところがあればだすということで、各々で登る。大きい露岩に突き当たると左側にトラバースをする感じで巻く。ここが切れ落ちていてちょっと怖かった。再び尾根に戻り、最後のピークは、写真のように右から回り込むようにしてⅣ峰到着。4峰もかなりシビアな登りであり、十分お腹一杯になる。核心の3峰。ここで先行パーティに出会う。ガイドと2名の登山者。彼らの後に続くが、やはりガイド。ルートを知っているだけあり速い。3峰の出だし以外で、この後出合うことはなかった。
 Ⅲ峰1ピッチ目;なぜか1ピッチ目の終了点に向かってFIXロープが張っていた。このFIXの左側にルートを取り登る。被った露岩の乗越がⅢ級-。これが大変だった。1歩目の左足は上がるが、2歩目の右足が上がらない。この荷物を持って、体を引き上げるだけの適度な手ホールドがなく、私は手袋を外し、クラックに手を突っ込み、ハンドジャム的にしてジワジワと腰の位置を引き上げることができてようやく登れた。本にも“アイゼンをつけた積雪期には難しく感じるだろう”とあったがその通りであった。この被った露岩の左側にもハーケンとボロボロのシュリンゲがかかっている。最初そっちが正規ルートかと思い乗越してしまった。間違いと気づき、クライムダウンしたこともあり、時間ががかかりすぎてしまった。ピナクルで切る。ロープ約40m弱。
 Ⅲ峰2ピッチ目;ピナクルから右の岩溝に入っていく。急な雪稜をアイゼンの前歯で登る。傾斜は先日登った阿弥陀の南陵より若干傾斜がある程度?オープンブック手前で終了。ロープ約25m。
 Ⅲ峰3ピッチ目;オープンブックを上る。凹角を上る。ここもⅢ級-とあるが、1ピッチ目の核心より、細かいが足のスタンスがたくさんあるので、力づくで登らずに済むので、登りやすかった。ここを登り切って右に曲がったところで終了。ロープ約20m。
 Ⅲ峰4ピッチ目;3ピッチ目から右へルートを取り、スラブを上る。雪が雪稜を上る。露岩に突き当たって終了。この間、ランニングビレイを一度も取らず上ることになったので、結果的にザイルなしでも問題ないかも。約45m。(個人差あり)
 Ⅲ峰5ピッチ目;4ピッチ目の終了点から左の岩場を上る。左に突き出た岩がの間をすり抜けるように抜けていく。ちょっと窮屈な感じ。そこを抜けるとハーケンがあり、ルート取りに間違いがないことを確信しホッとする。そこを抜けると3峰頂。ロープ約15m。4と5ピッチはルートを知っていれば、ザイルなしでも問題はないかもしれないので、正確には3ピッチで終了のルートと思う。
 Ⅱ峰・Ⅰ峰;登りは問題なし。Ⅱ峰から懸垂で20m程度で降りる必要あり。ⅠとⅡ峰のコルは狭い。あまり長いはしたくない。コルからⅠ峰へは20m程度登り終了。
 しばし、前穂高頂上で景色を堪能する。充実感あふれた登攀?の心を癒し、休憩。頂上で一人の男性と出合う。お話しをしたら地元の方。ぜひグーテンへと勧誘?し、上高地まで一緒に下山し終了(T島記)

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  • 前穂北尾根
    前穂北尾根
  •  奇遇?にも阿弥陀で会ったY田君と遭遇
     奇遇?にも阿弥陀で会ったY田君と遭遇
  •  5・6のコル
     5・6のコル
  •  5・6コル2
     5・6コル2
  •  5峰
     5峰
  •  五峰を歩く。その先がⅣとⅤのコル
     五峰を歩く。その先がⅣとⅤのコル
  •  Ⅳ峰全貌
     Ⅳ峰全貌
  •  Ⅳ峰 露岩からトラバース 
     Ⅳ峰 露岩からトラバース 
  •  Ⅳ峰ピークは右から巻く
     Ⅳ峰ピークは右から巻く
  •  Ⅲ峰全容 (800x600)
    Ⅲ峰全容 (800x600)
  •   Ⅲ峰1ピッチ目終了点 なぜかFIXロープが張ってある。
    Ⅲ峰1ピッチ目終了点 なぜかFIXロープが張ってある。
  •  2ピッチ目開始 右のチムニーに入っていく 雪陵を上る
     2ピッチ目開始 右のチムニーに入っていく 雪陵を上る
  •  2ピッチ終了点 オープンブックになっている手前 
     2ピッチ終了点 オープンブックになっている手前 
  •  3ピッチ目終了点 オープンブックを上り、右へ曲がったところに支点あり。
     3ピッチ目終了点 オープンブックを上り、右へ曲がったところに支点あり。
  •  4ピッチ終了点
     4ピッチ終了点
  •  Ⅲ峰からみたⅡ峰
     Ⅲ峰からみたⅡ峰
  •  Ⅱ峰から懸垂下降
     Ⅱ峰から懸垂下降
  •  Ⅱ峰の懸垂下降支点 (赤○)
     Ⅱ峰の懸垂下降支点 (赤○)
  •  前穂高ピーク
     前穂高ピーク
  •  奥明神沢を下る
     奥明神沢を下る