平成27年12月20日 冬の戸隠山(八方睨)


行 程;奥社駐車場6:15→奥社6:45→五十間長屋8:15→蟻の戸渡り9:40→八方睨11:30→    蟻の戸渡り12:30→百間長屋13:35→奥社駐車場15:00
メーンバー:LS川 S々木 T井 D原 H岡

 ヘットランプを付けて奥社の参道を出発した時は、かなり冷え込んでいました。昨日降ったと思われる雪が積もってはいたが、ラッセルには問題無い量です。
 登り始めからフカフカ雪とその下にある枯葉・木の根に足を滑らせながら参道終了点からの急斜面の登山道登っていると、後から「綺麗~。」と言う声が、頭を挙げると、朝日に照らされた戸隠連邦が樹林帯の間からくっきり見える。
 トレースのハッキリしない新雪の登山道を登り続けました。
 五十間長屋で、休憩をとり登攀準備をする。冬靴を忘れた私は、アイゼンが夏靴に付くか心配したが、無事装着できひと安心。
 リーダーの指示に従い百閒長屋からのトラバースを注意深く歩くと鎖場の連続になりました。雪は付いていたが、雪を払いながら足場を確認して登る。所々雪が吹き溜まりに成っていて足が泳いでしまい難儀しました。特に、日蔭で凍り付いた岩場は、慎重に登りました。
 見晴の良い尾根に立って時、目の前に広がる群青色の山々の彼方に富士山を発見した時は、皆の顔が輝いていました。西岳の後ろに連なるアルプス連峰からは槍の頭も見る事ができました。
 戸渡り目掛けてへのての登攀は、岩の壁に手掛り・足場を見付けずらくかなり上の方のツツジの根元を目掛けピッケルを打ち込み両手で掴んでよじ登りました。
 いよいよ核心の蟻の戸渡りです。冬期は始めて緊張感が高まります。リーダーが60mのロープを2本繋いでリード開始、リーダーの姿が右側のエスケープルートに消えてから大分時間が経つ、状況が解からない為不安になるが、リーダーが蟻の戸渡りに姿を現すと安心しました。1人ずつセルフを取って進む。戸渡りの日陰部分は凍り付き雪が柔らかくトラバースする足場が不安定で崩れそうなのが怖かった。もちろん、雪の付いた蟻の戸渡りは重心を低くして渡りましたが、いつ来ても高度感満点。
 八方睨みで集合写真を取った時は、感激でした。今日は、本当に良い天気で風も無く最高でした。
 帰りにもう一度渡らなければなりません。よし、頑張ろう![H岡記]

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  • 奥社からの戸隠連峰
    奥社からの戸隠連峰
  • 朝日に輝く戸隠連峰
    朝日に輝く戸隠連峰
  • 急斜面の登山道
    急斜面の登山道
  • 結構雪がありました
    結構雪がありました
  • 鎖場の登攀
    鎖場の登攀
  • 鎖場
    鎖場
  • 八ヶ岳の後ろの富士山
    八ヶ岳の後ろの富士山
  • 西岳と北アルプス
    西岳と北アルプス
  • 蟻の戸渡りでザイルをセット
    蟻の戸渡りでザイルをセット
  • 集合写真
    集合写真
  • 蟻の戸渡りの全貌
    蟻の戸渡りの全貌
  • 蟻の戸渡りを渡る
    蟻の戸渡りを渡る
  • 百間長屋まで戻って来た
    百間長屋まで戻って来た