12月5・6日 雪上訓練in五竜


講 師 : T谷
参加者 :T島・S谷・S川・K林・Y本・T井・K藤・H岡・D原・U松・N武・
M井・S井

 今年もT谷さんに、雪山での必要な知識歩行技術・行動技術・確保技術など指導して頂きました。
 今年は暖冬で雪も少なく、心配したが、前日降った雪で五竜のロープウェイを降りた私達を新雪と沢山のボーダーが待っていました。
 まず、出発前にハーネス&ヘルメットを装着方法、ザックを背負ったまま、ザイルをスムーズに引き出せるようセットする方法を教えて頂きました。
 ゲレンデの横をラッセルして地蔵の頭を目指しました。腰までくる雪は、柔らかくてフカフカしていて上手く踏ん張る事ができず、雪との格闘、短い間でもかなりの労力を強いられました。
 ロープを使った確保では、2人1組に成って傾斜のある樹林帯の中で、中間支点、支点作りを実践しました。説明を聞いて理解出来た気がしたのに、実際やってみると不安に感じる、これでは、後から登ってくる人は、もっと不安だろうな?と思いました。
 理想的な支点が無くてもあるものをうまく利用して支点を構築する。小枝を使ったり、ピッケルを埋めたり、何を使うか、自分で考え対応していくとても大切な事を教えて頂きました。
 ボラードは、雪を踏み堅めて涙型の溝掘り、ピッケルとロープを使って懸垂下降を実践しました。
 ホワイトアウトの時有効なアンザイレンの結び方、歩き方や雪崩への対策として弱層テストの方法、埋没者の発見方法なども学びました。
 また、天候の悪い時は、冷たい風に素肌を曝されないように、しっかりした支度をしていく事も大切な事だと実感しました。

 特に2日間繰り返して、ザイルを使った確保技術を指導して頂き、とても、勉強に成り理解できました。どんな時でも、間違いなくシステムを構築できるよう訓練していきたいと思いました。
来年の雪訓は天候に恵まれまうように(願望)[H岡記]

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  • 雪の中のミーティング
    雪の中のミーティング
  • ワカンでの歩行訓練
    ワカンでの歩行訓練
  • 樹林帯の中を確保しながら登る
    樹林帯の中を確保しながら登る
  • 支点作り
    支点作り
  • ボラードの強度テスト
    ボラードの強度テスト
  • 弱層テスト
    弱層テスト
  • ビーコン使用訓練
    ビーコン使用訓練