10月17日(土)~18日(日) 明神岳(個人山行)


行程:17日 8:00上高地 8:50南西尾根取付→13:30Ⅴ峰手前幕場→15:10幕場
                              (Ⅴ峰~Ⅳ峰鞍部)
   18日 7:00 発→13:00前穂→16:00岳沢小屋 → 18:10上高地

メンバー:T塚 S谷

17日: 前日までの天気予報は雨となっていたせいか、上高地には登山客がほとんどいない。しかし、天気は予想が外れド快晴! 河童橋から明神岳のⅤ峰がドーンと見える。
 水場が無いため2日分の水と・雪が降るかもしれないのでアイゼンなどの装備でザックはかなり重く、南西尾根の急登はかなりこたえた。
 急登なのであっという間?に尾根に出る。明日の行動時間が長くなりそうなのでⅤ峰手前の幕場は通り過ぎ、Ⅳ峰手前の鞍部あたりにテントを張った。
 テントを張るときにシュラフ・暖房着が入った圧縮袋を谷に落としてしまうアクシデント。あっという間の出来事だった。
 えー!今夜はT塚さんと抱き合って寝る光景が頭をよぎる。探しにいくと100mほど下の這い松にもぐりこんでいたのを発見。
18日: 昨夜は風も無く暑い夜であった。トレースは前穂の登り口までははっきりしており迷うことは無い。Ⅲ峰は岳沢側を巻き、Ⅱ峰の下りは懸垂下降。降り口はⅡ峰ピークの手前と奥側の2箇所があり、どちらも捨て縄がしっかりと取り付けられている。我々は、荷物が重いので斜めに降りる手前側にした。
 Ⅱ峰を懸垂下降で降りると、奥穂から来た単独登山者に会う。聞くと我々が懸垂下降したところを登るという。しかし、クラミング経験がないとのことで心配になり暫く行動を見守っていると、諦めて岳沢に下りるということになり一安心した。
 Ⅰ峰を過ぎ鞍部に下りるところもかなり急登であり懸垂下降で降りた。
 前穂の登りは岳沢側を回りこむようにトラバースしている。途中で踏み跡を見失うがなんとか前穂に到着。北尾根に2人が取り付いているのが見える。
 前穂からの下りは知ってのとおり非常に急な勾配。膝の痛みをこらえながらなんとか岳沢小屋へ。上高地に着くころは真っ暗に。タクシーは6時半には降りると聞いて、ぎりぎりセーフであった。[S谷記]

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  •  河童橋から明神岳を望む
    河童橋から明神岳を望む
  •  急勾配な南西尾根
    急勾配な南西尾根
  •  Ⅴ峰幕場
    Ⅴ峰幕場
  •  Ⅳ峰ピークからⅠ~Ⅲ峰を望む
    Ⅳ峰ピークからⅠ~Ⅲ峰を望む
  • Ⅱ峰の懸垂下降
    Ⅱ峰の懸垂下降
  •  前穂
    前穂
  •  前穂の下りからⅡ~Ⅴ峰を望む
    前穂の下りからⅡ~Ⅴ峰を望む