天気:1日目晴れ 2日目曇り(下山時雨)
メンバー:佐さん 寺さん
行程:
1日目 入渓8:30(7:20恋の岐川着。下山地に自転車デポ1時間:12km)清水沢出合(920m)11:15 オホコ沢出合16:30(1400m幕営)
2日目オホコ沢7:30 スダレ状滝前(1700m)11:00 稜線13:30~14:00 平ケ岳登山口18:00
前夜泊で初めての只見川水系に行く。シルバーラインを通り、7時過ぎに恋の岐川入渓地点に到着。疲れた後にそのまま車で帰った方がいいだろうということになり、先に下山地へ自転車をデポする。(その為に、佐さんは折り畳み自転車を購入した)今日は前日までの雨のために、水量が多いように思う。水の勢いもよい。入渓地点標高900m。8:30に入渓するが、出だしは巻く。右側に踏みあとあり。踏みあとをたどって入渓する。まずはゴルジュから。小さな小滝を乗り越えて、少し視界が開けてゴーロ歩きとなる。ゴーロ、小さい小滝、時に大きい滝が出合うが、いずれも取りつけた。清水沢まで取りつけなかった滝は1箇所。そこはしっかりと左岸に巻き道あり。その他は小滝が幾つもでてきて、どれがどれか覚えていない。そして水平距離が長く、ひたすらゴーロ歩きである。1時間歩いて100mしか高度を上げれないという、恐ろしくダラダラと歩く沢である。ようやく16:30にオホコ沢出合につく。
2日目も1700mくらいまではダラダラと歩く。小滝、ナメ、ゴーロ歩きの繰り返しである。スダレ状の滝前後から、ようやく等高線も詰まってきて高度を上げる。最後のハイライト50mナメ状の滝。自分でゆっくりとラインを読んで登ると楽しいかと思う。初心者を連れていくのであれば、ザイルは出した方がいい。スダレ状の滝も含め、ややコケ状でヌメヌメ感がある。その後は、少しずつ水流も細くなり詰めとなるが、上に池塘がある為に、ほとんど最後まで水が切れない。1920m付近で、右からは本流で水が流れているが、左に進路を取り稜線へと詰め2000mで稜線にでた。最後の詰めはひたすら本流を行って池の岳を目指してもいいかもしれない。稜線ではまたもやガス。沢山行3回連続だ。素晴らしい燧ケ岳の景色を望められると思ったのに…天気も良くないため、平ケ岳往復はあきらめ下山した。しばらくぶりにヘッ電下山をせずにすんだ。
<ポイント>
・今回ロープは使わなかった。タープ張りのみに使用。初心者を連れていく場合には、ザイル、お助け紐を出すところはあると思う。空身であればそれほど難しく感じる登りはない。ただ宿泊セットを担いでの歩きとなるので、やや難を感じる登りは幾つかあった。
・幕営地:オホコ沢出合が主な幕営地になるが、シーズンであれば倒木も乏しく薪集めに苦労すると思う。3日間の行程で行くならば、1日目は清水沢出合で幕営し、2日目はスダレ状滝前が最後のビバーク地かと思う。後は稜線に出る?平ケ岳は幕営禁止なのであまりよろしくない。いろいろな記録を見ても、2日目のビバーク地は明らかにしていないのはそのせいだと思う。2日間の行程の場合には、時間的に余裕があれば1500m付近まで上がると素晴らしテン場があり、2-3ヶ所は張れる。
・3日間の行程であったが、今回は2日間で抜けられそであったので抜けた。けど穏やかな沢なので、大人数で3日間かけてゆっくりと楽しみながら歩く方が、思い出深い沢になるように思う。
・携帯の電波は沢中どこも入らなかった。(寺さん記)
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